50からの浪人生活

50才でクビになった男の記録

自己紹介

50才 ♂ 独身 賃貸→子供部屋おじさんにジョブチェンジ

 

前職は零細同族経営ブラック企業の平社員 年収は400万前後の超絶負け組

5年ほど前から仕事を干され、ここ数年はクレーム処理みたいなのをやらされてた

なんの遣り甲斐もなく、人格否定される毎日にほとほと疲れ果て、ある日ぷっつん

切れて退職届を出してしまう

本当は会社都合でやめたかったのだけど、精神と肉体が限界だったみたいだ

あんまりお金はないし、実家も3月には出るつもりなので仕事はするつもり

 

ってな所です

 

 

会社に行ってみた

今朝、いつもと同じ時間に目が覚めた

「もう会社に行く必要はないんだ」という事に気付いて二度寝したが、この暑さでとても寝ていられない エアコン?あんなのはブルジョアの特権だ

そして困った事に今日の予定が真っ白だ

健康保険の切り替え等も書類が届いてないし、ハローワークに行っても仕方がない

社畜だった頃はこんな生活を夢見ていたのだが、いざこうなるとフワフワしてるというか現実感がなく戸惑ってしまう

そこで元会社に自転車で行ってみることにした 

いやなんでそう思ったのかは自分でもよく分らんのだけれどもね

最初の方はいつもとは違う景色にウキウキだったが、すぐにこのクソ暑い中なにやってんだろうという後悔に変わっていき、会社に着くころには途中で買った水のペットボトル220円がもったいないという感想しかなかった

そして会社は当たり前のように存在していた

そりゃそうだ、自分なんかいなくたって会社はビクともしない

むしろいないほうがスムーズに事が進むだろう 悔しいがそうなのだ

なんせ私は「マイナスの男」と恐れられていたからな

居ても役に立つどころか邪魔にしかならないという事でこの渾名を頂戴したわけだ

「なんて未練がましい…」 そう自嘲しながら帰路についた

でも行って良かった 今日やっと本当の意味で退職できた気がする